「天端の家」
自然と共に地域と共に生きる。ゆるやかにつながる中間領域
深い庇の中間領域「天端」が失われつつある沖縄の住宅風景。未来へ引き継ぐため、現代の「暮らし方」を取り入れたデザイン、特融の自然環境を克服した「木造技術、仕様品質」の開発、陽や風の取り込み方など、これからの「天端」デザインを提案します。
2つの天端空間をデザインし、今までのコミュニケーション空間であるソト天端。内部土間で対話するウチ天端をデザイン。
昔の沖縄住宅のように、南面間口を広くした間取りだけではなく、様々な間取り、暮らし方に対して対応するため、陽と風を取り込む中庭空間を天端と一緒にデザイン。
審査委員の方の公開コメント
沖縄の住宅はRC造が主流であったが、近年、木造住宅の需要が増えつつある。雨端とは沖縄特融の半屋外空間で、地域の交流の場としても機能する。地域の建築文化を現代のニーズに活かしながら、開かれた子育て環境づくりを促す、地域に溶け込む住宅である。